こんにちは、ひろむです。
今回は少し現実的なテーマで色々と話をしていきたいと思います。
「HSPはどこまでが理由になるか?」
これについての解説です。
かなり難しい部分だと思うし、人によってはデリケートな内容だと思います。
ですが、切り込んで行こうかなと。
Contents
HSPが理由になる時はいつ?
まず、以下の内容が、「それはHSPだから仕方がない!」って奴です。
つまり、HSPが理由になる時。
それをこれから解説していきます。
落ち込んだり、ショックを受けるのは仕方がない
まず、HSPの人が普通の人に比べて、ショックを受けたりとか落ち込むことが多いのは仕方がありません。
これは、十分、理由になると思います。
友達や先輩がさりげなく言ったセリフがグサリと心に刺さったりとか、
少し注意されただけで、ひどく落ち込んでしまったりとか、
こーいうのは仕方がないです。
「メンタルがお前は弱い」とか言ってくる人がいますが、そういう人は完全無視しましょう。HSPのことを理解できない人とは話してても疲れるだけです。
ですので、自分が落ち込んだり、ショックを受けたりすることに罪悪感を抱く必要はありません。
僕の場合は、会社で働いて、全く仕事ができずに、
常に落ち込み続けていました。
「なんでこんな仕事もできないんだろう・・・」
「毎日なんでこんなに怒られないといけないんだろう・・」
なんで、自分はこんなに仕事ができない人間なんだろう・・・・
僕は必死に泣きそうになる思いを堪えて、
毎日、上司の前で笑顔でい続けました。
母親から、
「疲れてる?大丈夫?」と言われても、
うん、大丈夫だよと、1人で言い続けてました。
僕は誰にも言えませんでした。
辛いよ、、苦しいよ。。。と誰にも言うことができなかったのです。
普通の人より疲れたり、ぐったりするのは仕方がない
そして、続いてがこちら。
これも仕方がないかなって感じです。
ぐったりしたり、疲れたりするのは、HSPの性質上やむを得ないでしょう。
実際に満員電車に乗ったりとか、集団での飲み会に行ったりとか、普通に生活してるだけで疲れますからね。。。。
「体力がないのかお前は」とか煽ってくる人がいますが、これも無視しましょう。HSPの疲労は体力とは全く無関係です。
どれだけ体を鍛えたり、スポーツをやっても、疲れるものは疲れます。
だからこそ、これも自分で罪悪感を抱く必要はありません。
僕自身も、会社が終わった後は、
いつも満身創痍でした。
「ああ、疲れた・・・・・・・」
「もう嫌だ、しんどい。。。」
という風に僕は1人でしんどくなってました。
もちろん、HSPだと言うことを知ってからは、
なぜこんなに疲れるのか納得しましたが、
知る前は本当に自己否定の嵐でした。
「なんでこんなに辛いんだろう・・・」
「どうして、こんなに苦しいんだ・・」
こんなに疲れたくない。
でも、なんで疲れてしまうんだ。。。
苦しい、、、
頼むから、僕の体よ、疲れないでくれ。
言葉にするとこんな感じでした。
普通の人ができることが、うまくできないのは仕方がない
HSPの人の場合は、五感が敏感すぎるので、気にならないことも気になってしまいます。
例えば。。。。。。
・オフィスでの蛍光灯やPCの明るさが辛い。目が痛くなってしまう
・名前を急に呼ばれたり、小さな物音がすると、ビクッと驚いてしまう
・複数の仕事をこなすのが苦手で、マルチタスクが壊滅的にできない
・近くにイライラしてる人がいると、ソワソワして仕事に集中できなくなる
など状態になります。
なので、他の人よりも仕事が遅かったりとか、スムーズに取り組めないことも多いかもしれません。
だからこそ、「自分は要領よく、器用に仕事ができない」と悩む人は多いです。
ただ、これもHSPの気質の問題なので、罪悪感を抱いたりとか、自分を責める必要はありません。
僕自身、居酒屋のバイトとか、飲食店で働いていた時は、全く人並みレベルに働けませんでしたし。。。
あくまで、他の人と比較をしない。
そして、自分を責めない。
「他の人と同じようにできない」というのは仕方がないと思ってます。
HSPが理由にならない時
ですが、僕が思うに、これは理由にはならないだろーなーってのがあります。
それをこれから話していきます。
「自分はHSPだから、それを分かってくださいね?」と強要してくる
たまにいらっしゃるのですが、「自分はHSPです。それをわかってくださいね???」みたいな感じで話す人です。
僕はHSPのことを知ってましたから、「あ、、、、、はい、、、そうですか・・・」とはなったものの、HSPのことを知らない人は、恐らく意味不明でしょう。
「HSP???何それ???」みたいな。
で、僕は以前、ある受験生から、
「僕はHSPなので、厳しい言葉は言わないでください。優しい言葉でなるべくお願いします。今後、そういう形で接してください」
と言われたことがあります。
僕としては、「えっ????」という感じだったのですが、「優しい言葉じゃないと、心が折れてしまうので、、、」と大真面目に言ってくるのです。
まあ、HSPってのは分かるんですけど、「そういう形で接してください」とハッキリ言われたのは初めてなので動揺してしまいました。
「この人、本当に大丈夫かなー」と思っていたのですが、指導を続けるうちに、だんだんと不安が大きくなっていきました。
というのは、
模試で悪い成績を取る→「もう僕はダメです。死にたいです。ちょっと2週間くらい寝込みます」→2週間後も「まだメンタルがキツイです。僕はどうすればいいですか」
→アドバイスをしてみる(少しずつ勉強しましょうと言っただけw)
→「なんでそんなこと言うんですか、僕はHSPだから、厳しい言葉は無理って言いましたよね」と攻撃的になってくる。
→「厳しい言葉は言わないでください!まず、謝ってください」と攻撃がエスカレート(え?なんで、、別に俺ひどいこと言ってないやん・・・・。少しずつ勉強しようって言っただけ・・)
→「心が折れて、余計に勉強ができなくなりました」と言われて、逆にこっちの心が折れるみたいな謎展開に突入。
なんか、「自分がHSPであることをわかれよ!」と本人は強要してくるし、なんか攻撃してくるし、色々諦めてるし、逆に僕の方が消耗してしまいました。
「HSPな俺を分かれよ」と強要するのはさすがにちょっと。。。と思います。
確かに僕も「自分のHSPの気質」は今まで全く理解されませんでしたが、全員に自分がHSPであることを理解してもらうのは現実的に考えて無理だと思ってます。
マイノリティに対して偏見や差別があるように、全く理解してもらえない人というのは一定数存在していますし。
そして、「自分はHSPだからお前も態度を変えろ」というのは明らかに横暴すぎると、HSPの僕としても思います。
究極的に言えば、「俺は障がい者だから、優しく接しろ。道を開けろ。丁寧に扱え」と言っているのと同様です。
「理解はして欲しいけど、無理に行動を変えさせたり、強要するのは申し訳ない」と僕は思ってます。
理解はしてもらう。
でも、行動を強要することはしない。
優しくしてくれる人が現れたら、超感謝する。
これが一番自然かなーと思います。
(それに、理解をしてもらえたら、少しずつ相手の行動も変わってくるので、優しく接しろとか強要することはナンセンスですよね)
「あいつらはHSPの気持ちがわからない」と非HSPの人を無意識に見下している
このパターンが結構多いのですが、
「俺たちHSPの気持ちをあいつはわからないからな」と非HSPの人を見下すパターン。
「これはさすがに違う気がするかな・・・」
と個人的に思います。
確かに、大きな物音を平気で立てたりとか、大騒ぎする人を見て、イライラするのは分かるし、クレーマーとか、喧嘩をふっかけてくる人がいると、本気で落ち込むのはわかります。
「なんでこの人こんなひどいこと言うんだろう・・」となりますからね、普通に。
でも、さすがに見下すのはちょっと違くないか?と思うわけです。
そして、なぜ見下すのかと言うと、「HSPである自分」に優越感や選民思想を感じているからです。
「自分はHSPで特別である」という風に思うからこそ、HSPじゃない人を見下したりとかしてしまうわけです。
まあ、気持ちはわからんでもないです。
普通に、さりげない一言で一日中ずっとブルーな気分で過ごすとかもありますからね。
「あいつらのせいで・・・・・」となるのはわかるのですが、
「HSPである自分は特別だそれに比べて、HSPじゃないあいつらは・・・」ってのはさすがに、ちょっと行き過ぎかなと。
それに、HSPだろうが、HSPじゃなかろうが、優しい人は優しいし、ウザい人はウザいです。
普通に、HSPなのに攻撃してきたりとか暴言吐いてくる人もいますからね・・・・
なので、あまりHSPとか、HSPじゃないとかで見ない方がいいのかなーと思います。
生き辛さ自慢をして承認欲求を満たそうとしている
たまにいるんですよね。
「私は本当にこんなに辛くてえ〜」みたいなのを嬉しそうに語ってる人。
なんか、すごい嬉しそうに語ってるんですよ。
本人は深刻そうな感じを出してるんですけど。
もうこれって完全に承認欲求から来るもので、「こんなに苦労してた私を分かって欲しい!」みたいな所から来るケースです。
で、このパターンの人に出会うと、HSPの人はものすごい体力を持ってかれるのですぐに逃げることをお勧めします。
マジでエネルギーが持ってかれるので。
愚痴とか相談を聞く役回りがHSPの人は多いと思いますし、どれだけ疲れるかも分かってると思いますが、本当にこの「生き辛さ自慢」はマジで苦しいので、逃げましょう。
生き辛さ自慢と本当に辛くて悩んでる時の見分け方が知りたい場合はどうするか?
これって非常に言語化するのが難しいんですけど、
「本人がどれだけ自分が悪いと思ってる感じがあるか?」です。
本当にHSPの人が深刻に悩んでる場合って、
「私はダメだ」
「私はダメだ」
「私はダメだ」
「私はダメだ」
「私はダメだ」
っていう罪悪感ループになってるので、これに入ってる場合はガチで悩んでます。
なので、相談に乗ってもいいでしょう。
でも、「生き辛さ自慢系」って、なんか「私が悪いと思ってる感」があまりないんですよね。薄いと言うか、「いや、お前、自分が悪いって言うてるけど、実はそう思ってないやろ」みたいな。
あとは、他の人の悪口が多かったりとか、「あの人のせいで〜」みたいなのが入ったらもう完全クロです。
HSPだから、「〜はできない」と諦めてしまってる
「私はもうHSPだから人生終わりました」
「もうどうせ頑張っても無理なんです」
「そんなことHSPの自分にできるわけないじゃないですか」
と言う人がたまにいるのですが、これは少し違うかなーという感じです。
ちなみに、無理なことを頑張れとは僕も言いません。
「満員電車に乗れないとか甘えるな!頑張れ!やれよ???」
「物音が気になるとかお前、気にならないように努力しやがれ!!!」
みたいな話では全くないです。
本人の努力に対する向き合い方の問題です。
「努力すること自体をそもそも諦めてないか?」
という部分。
もちろん、諦める気持ちはわかります。
僕自身、大学時代はバイトを次々とクビになったし、大学に行くだけで疲労困憊して、人生に絶望してましたから。
「HSPの自分はマジで生き辛すぎる。どうせ俺なんか・・・・」
と何百回思ったかわかりません。
ですが、これを人に言うのと、自分で思うのとでは雲泥の差があると思ってます。「自分はHSPだからもう無理です」と他の人に話すのか、自分の中だけに留めるのか。
もちろん、辛い時は誰かに相談しましょう。
そういう時は相談して、いっぱい泣いて、美味しいものでも食べて、ぐっすり寝ればいい。
でも、「自分はHSPだから・・・」と何回も口癖のように言い訳をするのはちょっと違うと思うのです。
できないことはできなくて構いません。
それを認めることには勇気がいりますから、認めるだけでもすごいことです。
でも、HSPだろうとなんだろうと、今の自分にもできることはあるはずです。
やりたいこともあるはずです。
挑戦してみたいこともあるはずです。
考えるだけでワクワクするようなこともあるはずです。
そう言ったことにまずは取り組んでみませんか?
仕事が辛いなら、全力で逃げましょう。
やりたくないことは全部逃げましょう。
でも、自分ができる所で全力でやりましょう。
できないことがあるなら、別のことで頑張ればいいんです。
自分が情熱を捧げることで努力すればいいんです。
だからこそ、頑張れる所で頑張りましょう。
努力を捨てたら終わりです。
ということで、今回は以上です。
それでは!
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