こんにちは、ひろむです。
今日は僕がマスクを常に持ち歩き続けてた話をします。
HSPのお守りといえばマスクだと僕は思っています。
ただ、僕はマスクを付けすぎだと周りからは、
ずっと言われていましたし、理解されませんでした。
「マスクをつけないと空気の悪さが気になってしまう・・」
「こんなに気にする自分は頭がおかしいのかな・・・」
と一時期ずっと悩み続けていました。
Contents
大学生になって満員電車で倒れまくり、絶望
まず、僕は大学生になっていきなりですが、満員電車に絶望することになります。
僕が初めて電車に乗ろうとした時は、後ろで待っていたサラリーマンに吹っ飛ばされましたし、普通にぎゅーぎゅーづめになって吐きそうでした。
「良い大学に入れば、その後は幸せな人生を送れる」
そう思っていた僕の理想は早くも満員電車に打ち壊されました。
僕は自宅から大学まで90分くらいかけて通ってたのですが、
「あー隣の車両で騒いでる人が気になる。。。しかも目の前の人なんか匂う。。。よくよく見たら隣の人の肘が当たってるのが気になる。あーつり革には触りたくないけど、でも掴まないと倒れそう。あー、ぎゅーぎゅーで気持ち悪い。マジで吐きそう。しかも電車遅延って、これじゃあ、授業遅刻だ、あ気持ち悪い・・・・・・」
みたいなことが頭の中をずっと駆け巡ってるのです。
今は多少オーバーに書いてるかもしれませんが、
実際に頭の中に浮かんでる言葉を言語化すると、
どうしてもこうなってしまうわけです
そして、車内の気持ち悪さが倍増になって襲ってきます。
「気持ち悪さ+頭の中で駆け巡る思考」
僕は本当に電車に乗ってるだけで尋常じゃないほど辛くなりました。
「電車に乗りたくない。。。でも電車に乗らないと、大学に行けない・・・」
僕は必死になって辛い思いを堪えながら、電車に乗っていました。
電車に乗りたくない・・・・
大学に行きたくない・・・・
僕は朝になるたびに、非常に憂鬱な気持ちで駅に向かうようになります。
今まで良い大学に入るためにこれまで頑張ってきたんだ・・・・
こんな満員電車ごときで大学を休みたくない。。。
こんな電車に乗りたくない。。。。
でも、乗らないと大学に着かない。。。
大学に行くと、こんなに疲れてしまうものなのか・・
つ、疲れた・・・・
こんな思いで、電車に乗っていたら、
ある時、途中で電車で倒れてしまいました。
それであまり記憶がないのですが、近くにいた人と一緒に駅で降りて、そのまま運ばれた記憶があります。
「なんで大学に行くだけでこんなに疲れてしまうんだろう。これから大学4年間は電車をずっと使わないといけないし、社会人になっても、これに乗らなきゃいけないってことか・・・」
そう考えてると、なんだか僕は怖くなってきました。
これに4年間乗り続けるってことは、
片道90分だから、往復で180分。
週に5回大学に行くから、合計で15時間・・・
1ヶ月で15時間×4周=60時間・・・・
おっと、これ以上の計算はやめておくか・・・・
1人で計算をしようとして、怖くなってやめたことを今でも覚えています。
「電車に乗りたくない、、、疲れる、、、嫌だ。。。。」
そんな風に思ったのですが、
「そんな電車くらいで辛いとか言ってるのは甘えだろ?」と囁いてる自分もいました。
そして、電車で倒れたことを家族に話すと、
「体力がないからだよ、もう少し体を鍛えなさい」
と言われることもありました。
「そっか。。。自分の体力がないからなのか・・・」
と言われました。
友達に話しても、
「えー気をつけなよ・・・この先、社会でやっていけないじゃん。。笑」
と言われる事が多かったです。
「うん、、そう、、、、だよね。」
と返すしかありませんでした。
僕は電車に乗りたくなかった。
電車が本当に嫌だ。
でも、こんなに嫌だと言うことが、
他の人には伝わらないんだろうな。。。。
「そりゃ、満員電車は辛いよ・・・・」
くらいにしか思われないんだろうな・・・・
「そりゃ、辛いじゃないよ。。。こんなに僕は電車が辛いんだよ・・・・」
そんな風に叫びたくてたまりませんでしたが、
僕はその思いを気づいたら押し殺していました。
「うん、ちょっと体力がなかったから、鍛えるようにするね」
と笑顔で家族に言っていました。
どうせ伝えても理解されない。
どうせ、行ったところで、
電車が辛い。。。。
もう乗りたくない。。。
他の人に言っても、誰からも共感されませんでした。。。
「そんな電車が辛いのは当たり前じゃん」
「満員電車は誰だって辛いよ」
「電車に乗らなきゃ大学に行けないだろ!」
家族からもこんな風に言われました。
誰からも理解されなかったのです。
「確かに電車は辛いんだけど、なんか他の人よりも疲れてしまう気がする・・」
「自分はやっぱり体力がないのかな・・・」
そんな風に思うことが増えていきました。
よくよく車内を見てみれば、みんなイライラしているし、サラリーマンやOLのお姉さんは死んだ顔をして乗っている。
それで、ぎゅうぎゅう詰めになって、体を1ミリも動かす余裕はない。
顔から1cmくらいの所に、おじさんの顔がある状態。
僕は高校生まで、自転車通学だったからこそ、満員電車に初めて乗ることになり、衝撃を覚えました。
どうにかしないと。。。
そんな僕が思いついたのは、マスクを大量に持ち歩くという戦略でした。
1日マスクを8枚持ち歩くことで、悪臭から逃れる
「ひたすらマスクを付ける」ということでした。
満員電車に乗っていると空気が悪い上に酸素が薄いので気分が悪くなります。
なので、僕は悪い空気を吸わないために、「マスクを付ける」ことにしました。
その数、2枚です。
2枚重ねでマスクをすることにしたのです。
「これなら大丈夫かな・・・・・・」
そう思った僕はマスクを2枚重ねにしたのですが・・・・
思いの外、効果がありませんでした。
2枚だとどうしても、電車内の空気が入ってくるのです。
少し、匂う感じで臭い。
「もっと付けないとダメかも」と思った僕はさらに1枚を追加します。
3枚重ねでマスクをすることにしたのです。
ほとんど、電車内の匂いは消えました。
「マスク3枚使えば、落ち着く・・・・」
そう思って電車に乗った僕は、倒れることなく、無事に大学まで行くことになりました。
ですが・・・・・・・・
行きの電車で3枚使ったということは、日中に使うマスクがありません。
そして、帰りで使うマスクがありません。
僕は日中に2枚のマスク、帰りの電車に3枚。
つまり、1日に8枚のマスクを常備することで、「快適に過ごせることが可能」という結論に行き着いたわけです。
ただ、この方法には致命的な弱点があります。
それは、「3枚もマスクを付けているところを見られると目をギョッとされる」ということです。
いわば、不審者。

横から見るとこんな感じ。
「え?この人大丈夫?」という目線をされます。
そして、僕が恥ずかしかったのは友人の反応です。
友達といる時に僕がバックを開いて、友達に見られると・・・・・・
「え?どんだけマスク入ってるの?」という目線で見られます。
何を隠そう、僕は箱入りマスクを持ち歩いていました。
↓↓↓↓

これがカバンの中に入ってる時の友人の反応が、
目をまんまるくして「なにこれ」と言ってくる人もいました。
そのためか、マスクマンというあだ名が付きました。
マスクだけでは飽き足らず、消毒液を常備し始める
そして、僕はマスクを付けまくって、電車に乗りました。
ただ、電車に乗ったとしても、唯一僕が防げないものがありました。
それは、おじさんの汗、くしゃみと、つり革のギトギト感です。
「ううう、さっきから横にいる、おじさんのシャツから汗が・・・。しかも、後ろの人今、くしゃみしたし、、、、最悪や。。。。それにつり革につかまりたくない、めっちゃベトベトしてるし、、、、うわあああああ」
という感じで僕が電車に乗っている時、1人で悩んでたわけです。
単純に僕が潔癖なこともあったのですが、これはやだなーとずっと思ってたのです。
そして、しかも時期は風邪が流行り始める11月。
どうしよう・・・・・・・
そう思った僕は、消毒液を持ち歩くことにしました。

僕は常にこれをポケットに入れて、電車から降りた瞬間、手と服を消毒。
これで完全防備だ。と思ってる時期がありました。
(今思うと異常な潔癖だったなと思いますが)
しかも、この消毒液をポケットに入れてるのですから、周りからは完全に怪しいやつだと思われます。
マスクを3枚して、ポケットを見たら消毒液が入っている。
そんで、カバンを見たら、箱入りのマスクが入っている。
「なんだこいつは・・・」と当時の知り合いには見られていたかもしれません。
でも、僕は本当に至って、真面目に満員電車をなんとか過ごしたかったのです。
なんとかやり過ごしたかったのです。
僕はこの頃、満員電車をどう攻略するかで頭が一杯でした。
「この危険すぎる乗り物からどう耐えればいいのか?」
これに僕はひたすら頭を巡らせていました。
そして、僕は満員電車があまりにも嫌すぎたので、
「どうやったら早い段階で座ることができるのか?」
をひたすら考えるようになります。
ただ、だんだんとやはり友達や家族から共感されなくなります。
「マスク3枚もつけるなんておかしいよ」
「お前は潔癖すぎる、いちいち細かいことを気にしすぎ」
こんな風に言われることが増えていきました。
ただ、僕はそれを聞くたびに、
心臓を抉り取られるような思いがしました。
「え?自分はやっぱりおかしいのかな・・」
と悲しくなっていきましたし、
次第に人に言えなくなっていきました。
「なんでお前、そんなにいつもマスクしてるの?」
と言われるようにもなりました。
そして、僕はこの時一体何を言えばいいのか、
だんだんとわからなくなっていきました。
「電車が臭いからなんて言ったら変な顔されないかな?」
「空気が悪いからって言っても、大丈夫かな?」
「頭痛を防ぐためにって言って、伝わるかな?」
僕の頭は色々なことがグルグルと駆け巡りました。
「いや、なんか最近、風邪気味でね・・・」
僕はそう言うしかありませんでした。
「どうせ、本当のことを言ったって理解されない・・・・」
「分かってもらいたくても、理解されることはない」
そう思った僕はずっと自分の殻に、
閉じ籠るようになっていきました。
どうせ自分の言うことなんて、誰からも理解されないんだ。
神経質という言葉でどうせ、全部片付けられる。。。。。
そんな風に諦めていた時期もありました。
で。。。。。。
僕が息苦しい思いをしたのは満員電車だけではありませんでした。
渋谷などの人混みでは5枚のマスクが必要だと判断
大学に入って、人混みに行くことが一気に増えました。
僕自身、渋谷とか新宿みたいな駅は降りたことがなかったので、非常にワクワクしていたのですが、いざ降りたら、あまりの人の多さに吐きそうになりました。
「なんだこれは。。。。。人が多すぎるし、空気も悪いし、気持ち悪い」
と街を歩いてて思ってしまったのです。
憧れだった渋谷も新宿も池袋も、僕にとってはただの空気が悪い町。
「東京って楽しい場所じゃなかったの・・・・・?」
都会に幻想を抱いていた僕は、
自分の中で何かガラガラと崩れる音がしました。
「大学に合格したら、東京に行って楽しく遊びたいな〜」
と母親に伝えていた自分を思い出すと、
何か心にポッカリと穴が開く感じがしました。
「苦しい。。。辛い。。。。疲れる・・・・」
「僕はたくさん遊びたかったのに、楽しみたかったのに。
でも、こんなに辛いとは思わなかった。。。苦しい・・・」
それらの駅で降りると、必ず次の日は体調が悪くなります。
息苦しくなって、体がぐったりしてしまうのです。
最初は無関係かと思っていましたが、「なぜか渋谷に行った次の日は体調が悪くなる」ということが毎回起こりました。
ただ、数少ない友達との飲み会や集まりがあると、そーいう渋谷とか新宿などでご飯を食べることになります。
なので、行きたくはないけど、行かざるを得ない状況なわけです。
マスクをつけても、渋谷の空気の悪さは防げずに、僕は5枚のマスクを付けることで、体調が守られるという結論に達します。
ただ、僕の頭の中にあったのは、、、、
「いつまで、そんな生活を続ける気だ?一生マスクし続けるつもりか?」
という自分の声でした。
大学生の段階で、こんなにマスクを使い続けていたら、この先、ずっとマスクを使い続けることになる。
会社に入った後も、マスクを毎日持ち歩くことになるのかな。。。。
一生、マスクから逃れられないのか。。。。
そして、都会に行くたびにマスクを使い続けて、ずっとつけ続ける日々。。
僕はこの先も、ずっとこんな感じで息苦しい、生き辛い毎日を送ることになるのかな。。。。
そのような不安に胸が押しつぶされそうになりました。
(続く・・・・)
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