こんにちは、ひろむです。
今日も読者さんからの質問にお答えしていきます。
先日、頂いた質問がこちらです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひろむさん
○○と言います。いつも、ひろむさんのメルマガを読ませて頂いてます。
最近、ネットビジネスの存在を知って、色々と調べているのですが、自分は起業やビジネスをやるとなると、何か大義名分のようなものが必要なのかなと思ってしまいました。
例えば、良い理念を持つとか、情熱を持つとか、世の中を良くしたいという思いなど。
今の私はそのような大義名分はなくて、会社を恥ずかしながら辞めたいという思いしかありません。そんな自分の勝手でビジネスをしたりして良いのかと悩んでいます。
低レベルな質問ですみません。ひろむさんはどう考えられますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
非常に議論しがいのあるテーマだと思います。
そして、多くの人が思っている部分だと思うので、しっかりと書いていきますね。
これを読めば、ビジネスや起業のマインドブロックなどが外れる人も多いはずです。
かなり本質的なことを書いたので、しっかりと読んでもらえればと。
Contents
ビジネスを始めるのに、崇高な理念はいらない理由
まず、僕の結論になるのですが、起業やビジネスを始めるにあたって、崇高な理念というのは必要ありません。
個人的な動機で問題ないですし、別になんだって構いません。
○○さんは、恥ずかしながらとおっしゃっていますが、「会社を辞めたい」っていう理由は立派だと思いますよ。少なくとも、自立への第一歩ですし、自分で決めた道なのですから、そこは自信を持ってもらいたいなと思います。
実際、僕が最初にビジネスを始めた理由は、
・満員電車が嫌で嫌で苦痛だった。人混みが苦手なので、1人で稼ぐ方法を知りたかったから。
・仕事できない人間のため、会社で働き続けられないと思ったから。バイトが壊滅的にできないので、会社に入ったら、毎日怒られ続けると覚悟していた。
という理由です。
僕は社会から逃げるように起業しましたし、崇高な理念とかありませんでした。
そして、実際にそれを達成することができています。
今では月100万とか稼いで、生き辛さを感じる事なく、生活できています。
ただ、こんなことを言うと、
「そんな気持ちでビジネスを始めていいわけがないだろ!!」
「ビジネスは社会貢献だろ!!舐めるな!遊び感覚でやるな!」
と思う人も出てくるかもしれません。
ただ、僕が思うに。。。。。
崇高な理念を持つのと、実際に価値提供をできるかどうかは別物である
ということです。
例えば、ビジネスを始める時に、「僕は○○業界を変えたいんです!○○業界を変えるためには、これを広めたいんです!」みたいな崇高な理念を持っていても、実際にお客さんを満足させられるかといったら、そうとも限りません。
もし、お客さんにその商品を売ったとしても、全く売れなかったら、少なくともお客さんには全く響いてないと言うことであり、何も価値を提供してないと言うことになります。
逆に、会社を辞めたいという動機でビジネスを始めた人でも、「今お客さんが求めてるのはこれだよね。だから、この商品を売れば、お客さんは喜ぶだろ」と考えて、商品を提供することは十分に可能です。
つまり、何が言いたいのかと言うと、「お客さん」からしたら、崇高な理念を持っているかどうかよりも、実際に価値提供してくれるかどうかを見ているわけです。
どんなに崇高な理念を持っていても、商品がダメだったり、お客さんに認知させられてなかったら、お客さんに価値を提供できてないことになります。
逆に、「会社を辞めたい・・・」という人でも、「自分はファッションについて詳しいから、ファッションで悩んでる人に情報を発信しよう」と考えて、ファッションが苦手な人を得意にさせたとしたら、お客さんは満足しますよね。
「ありがとう!おかげでお洒落だねと褒められるようになりました!」となったら、普通に喜ばれます。
別に、お客さんに喜ばれたら、ビジネスの動機が「会社を辞めたい」と言うことだったとしても問題ないはずです。
「大事なのは、お客さんに喜ばれるかどうか?」
これが商売の基本です。
そして、「崇高な理念を持っている=お客さんに喜ばれる」ではないということになります。
だから、別に崇高な理念を持ってなくてもビジネスをする資格はあります。
お客さんが喜べばいいし、商品を買ってくれるのであれば、十分それで良いということです。
「逃げたい」という動機の方が稼げることが多い
そして、僕が思うに、「現状から逃げたい」、「今の生活を何とか脱却したい」という人の方が本気で作業しますし、結果として稼げる人が多いです。
なぜなら、「やらざるを得ない状況」だからです。
「辛い」とか、「面倒臭い」とか言ってられない状況だし、「今の状態を変えないとまずい」という危機感がでます。
ですが、崇高な理念を持っていても、危機感は湧いてきにくいのが事実です。
よほど、情熱を燃やすことができれば別ですが、「やらないとヤバイ」という焦りは全くでてきません。
だからこそ、長期的に見ると、今の生活を変えたいという人の方が、稼げる事が多かったりします。
だから、脱サラしたいとか、今の会社を辞めたい、少しで副収入を得ないと家計がヤバイとかで、動機は全然問題ありません。
というか、そのような動機は別に不健全じゃないと思います。
そして、自分事だからこそ本気でやります。
理念とか社会貢献のニュアンスが強すぎると、良くも悪くも他人事なのでサボれてしまうんですよね。
でも、「会社を辞めたい」とか、「お金がどうしても必要」みたいな状態だと、「辛い」とか、「モチベーションが湧かない」とか言ってられなくなるわけです。
自分の本当の理念はビジネスを通してでしか作られない
「いや、それでも理念が大事だと思うんです・・・」となる人もいるでしょう。
ですが、自分の理念とかそーいうものは、ビジネスを通してでしか、作られません。
ビジネスをやらずに、理念は作れないのです。
まあでも、よくよく考えたら当たり前ですよね・・・・・
小学生が、「自分の恋愛のあるべき姿とは・・・?」とか、「自分が付き合うことで相手にどのような貢献をしないといけないのか・・・?」がいくら考えてもわかりません、みたいなこと言ってきたらどうでしょう。
「とりあえず、誰でもいいから付き合ってみてから考えた方が良いよね」となるはずです。
これと全くビジネスも同じです。
とりあえず、商売を始めて、目の前のお客さんと1人でもいいから向き合ってみる。
それをしない限り、自分の理念は見えてきません。
なぜなら、ビジネスを始める前の崇高な思いとか理想って、いわば幻想だからです。
ビジネスを始めたら、「あれ・・・なんか思ってたのと違った」となることもあるし、「やっぱり、こっちの方が面白いんじゃないか?」とか、「これをちょっとやってみたいな」とか、考えるようになってきます。
それで、ビジネスを繰り返して、「あれも違う、これも違う」となり、「これは面白い、あれも面白い」と気づいていき、
最終的に残ったものが自分の天職であり、自分の理念です。
だから、まずはビジネスを始めて、1人のお客さんと向き合いましょう。
そうすれば、理念は勝手に見えてきます。
【まとめ】ビジネスを始める動機は重要ではない
で、色々と話してきましたけど、ビジネスを始める動機自体はそこまで重要ではありません。
そして、最初の動機が個人的なものであったとしても、次第にビジネスをやる理由自体も変わっていきます。
そして、長く続ければ、続けるほど、良いものに変わっていきますし、自分の理念というものが見えてくるわけです。
ビジネスをやらない限り、理念はできません。
そして、そのビジネスの価値を決めるのは、お客さんです。
僕たちが決めることではありません。
お客さんが満足すれば、そのビジネスは良いビジネスだし、お客さんがクレームを言ってきたら、それまでというだけの話。
そこを理解せねばなりません。
繰り返しますが、僕は、
「会社で働き続けるのが苦しい。。。。」
「社会から逃げたい・・・・」
という思いでビジネスに取り組んでいました。
バイトが嫌で、会社で働きたくなくて、ネットビジネスを始めたわけですし、今では実際に稼げるようにもなりました。
それで、紆余曲折を経て、自分がやるべき仕事とか、天職みたいなものも見つかりつつあります。
だからこそ、動機なんか気にせず、今を変えようぜって感じです。
「会社を辞めたい」
僕は、いい動機だと思います。
コメントを残す